火針とは?

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   《治療》の同仁堂
     (かしん)の紹介
 
火針とは何でしょうか?それはいったいどのような治療法なのか?との疑問が生じるでことしょう。それもその筈、日本ではまだまだ知られていない鍼灸治療法だから、仕方がありません。
しかし、鍼灸のふるさと中国では、2000年以上も前から、ごく普通に病気の治療に使われてきた優れた治療法だといわれております。ただし、現在ほどの広範囲の疾患に応用されていたわけでもなかったようで、相当限定的な疾患のみにしか使われていませんでした。
しかも全時代を通じて常に使われ、発展して来た訳ではなさそうです。絶滅危惧種になっていた時代もあったようです。
それを現代に復活させた「中興の祖」なる人物がいます。彼の名は《賀普仁》先生です。彼は後に日本で言えば人間国宝である国医大師に任ぜられ、その圧倒的な古典に関する知識や鍼灸技術の力量で、中医学の鍼灸分野で大きく評価され、大活躍をした人物です。鍼灸では絶対困難とされるような疾患の治療に新分野を開きました。
残念ながら、数年前に他界されましたが、彼が残した業績は中国国内は勿論、世界的に大きな評価が与えられております。
鍼灸の世界はあまり発展性がないように思われがちですが、この火針の分野では、新しく「豪火針」の世界が新しく切り開かれています。より細い火針で、より痛みを与えないような工夫がこらされた刺鍼法が開発されております。
このようにして進化発展を遂げる中で、火針は今や、多くの中医師からも「奇跡の力」を持った鍼との評価を得ているようです。
 
 
 
       同仁堂鍼灸院